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AXIOM Process で対象デバイス内のチャットを分類するため、Magnet.AI によるチャット分類 (カテゴリー分け) を有効にしましたが、ほとんどの会話で分類が行われていません。
チェックを付ける以外に、必要な条件、設定などがあるのでしょうか?
現在、Magnet.AI によるチャットの分類の対象は英語のみとなっています。日本語のチャットのは対象外です。
申し訳ありませんが現在のところ、日本語のチャットを分類する方法はございません。
AXIOM Process で対象デバイス内の画像の分類を行いましたが、結果をどう確認すればいいかわかりません。
結果がAXIOM Examine のアーティファクト一覧に出るわけではないのでしょうか?
Magnet.AI によって分類された画像には該当するカテゴリーに基づくタグが付与されます。カスタムアーティファクトとは異なり、専用のアーティファクトカテゴリーが作成されるわけではありません。
例えば、スクリーンキャプチャ (Screen captures) として分類された画像は「possible screen captures」というタグがついた状態になります。
分類された画像を一覧表示する場合は、AXIOM Examine 画面上部のフィルターバーの 「Tags and comments」から対象のカテゴリー名で絞り込みを行います。
下図は、スクリーンキャプチャとして分類されタグ付けされた画像を表示する例です。
「OKAY」を押下すると、フィルタが適用され、Magnet.AI がスクリーンキャプチャとして分類した画像が一覧で表示されます。
AXIOM Examine の右上に表示される検索窓からキーワード検索を行っても、そのキーワードを含む情報がヒットしません。指定したキーワードを含むファイルが存在することは、ファイルエクスプローラー上で確認できます。
AXIOM Examine のフィルターバーの検索は、通常、アーティファクトとしてカテゴリー分けされた情報のみを対象とします。
その他のディスク領域は設定を変更しない限り、検索対象になりません。
AXIOM Process で処理を行う際、全コンテンツを対象にキーワードを設定することで、検索が可能になります。
この設定を行うには、ケース作成時に画面左のメニューから「Add keywords to search」を選択します。
キーワードの検索対象をデフォルトの「Artifacts」から「All content」に変更します。
以降は通常の検索設定と同様です。状況に応じてキーワードファイルのインポートもしくは、個別のキーワードを追加します。
※ ディスク全体を対象としたキーワード検索でも、正規表現が使用可能です。
※個別ファイルに関してはファイルエクスプローラーから該当するアイテムを選択後、Text/Hex ビューで検索を行うことも可能です。
AXIOM Examine からファイルを参照した際、ハッシュ値が表示されないものがあります。
上例では、画面左の「swapfile.sys」では、MD5 ハッシュが表示されているが、画面右、同じケース内にある「pagefile.sys」にはMD5 ハッシュが表示されていない。
AXIOM では500MB を超えるサイズのファイルは通常、ハッシュ計算されません。
また、フォルダーなど、性質上ハッシュ値計算の対象にならないアイテムもあります。
ハッシュ計算を行うファイルサイズを変更するには、AXIOM Processの [Tools] > [Settings] から以下の設定を変更します。
上記項目のチェック自体を外すことで、全ファイルを対象にすることも可能です。
※ その場合もフォルダーは計算対象になりません。
AXIOM Process で対象デバイスの証拠処理を行う際に表示される、「Full」と「Sector level」の違いがわかりません。証拠デバイスの全領域を対象に、可能な限り多くのデータを解析したい場合、どちらを選べば良いでしょうか?
選択項目に詳細が表示さないため、違いが分かりにくくなっています。
Sector level では、ファイルシステムの解析を行わず、データをセクター内のビットごとに処理します。
AXIOM Process が対応するファイルシステムのドライブを解析対象とする場合、「Full」を選択した方がより多くのデータが解析可能です。通常は「Full」をご選択ください。
※ 未対応のファイルシステムを持つドライブの解析や、一部に暗号化等が施され復号が行えない領域がある場合、一部が欠損したドライブから可能な限りデータを再構築したい場合は、「Sector level」での解析が有効です。