Category Original Training Course Provided vendor － Level 初級 Hours per Day / Days 7時間 / 1日間 ～ 2日間 CPE Credits なし Course Code QFT220

Webブラウザ使用時に記録されるアーティファクトを効果的に調査するスキルを身に着けるコース

Webブラウザを利用した際に、HDDなどの補助記憶装置に書き込まれたデータの解析及び復元手法、メモリなどの揮発性データからのWebブラウザの履歴情報の検知などを、フォレンジック解析ツールを使用して習得する、ハンズオントレーニングコースです。

 

 

コースの目的

• Webブラウザの概要と仕組みの理解
• Webブラウザ使用の証跡として収集すべきデータの理解及び選別
• 揮発性データ・未使用領域からのデータの検知と解析方法の習得

 

 

受講対象者

• フォレンジック調査業務に初めて携わり、Webブラウザの履歴情報などを調査技術を身につけたい方
• WebメールやCloud等、Webブラウザを使用した様々なサービスの履歴や形跡を効率的に検知・レビューする技法を身につけたい方

“QFT220: Web Browser Artifacts Forensics”では、使用するツールの機能や操作手順の詳細な説明は実施しません。“FTK Core”など、事前に各ツールのコースの受講をお勧めします。

 

 

開講日程（2024年度）

開催日時 開催場所 申込状況 2024年10月7日 ～ 8日 当社セミナールーム お申込受付中

※ お申込み状況により、開催日時・開催場所が変更される場合があります。

 

 

コーススケジュール

【1日目】
Chapter 1: Webブラウザ概要	Webブラウザの種類と構造 様々なデータの記録場所 解析に使用する各種ツール
Chapter 2: Web History（Web閲覧履歴）	Chromium系 FireFox系 Edge・IE系
Chapter 3: Downloads / Bookmarks	“Downloads”のデータ形式 “Bookmarks”のデータ形式
【2日目】
Chapter 4: Autofill / Keyword Searches	AutofillとKeyword検索の概要 Chromium系 FireFox系 Edge (~2020)・I.E.系
Chapter 5: Cache	Cacheを記録するファイル Chromium系 FireFox系 Edge (~2020)・I.E.系
Chapter 6: Session / Cookie / Config	Session / Tabs Cookies 設定情報（Configuration）
Chapter 7: 履歴削除 / プライベート・ブラウジング	Web閲覧履歴の削除について 削除後の履歴情報の検知・検索 プライベート・ブラウジング
※ 進行の度合いにより、実施Moduleの入れ替え、もしくは実施日時が前後することがあります。

 

 

受講・開講における注意事項

• 本コースは、各フォレンジック・ツールのメーカー認定のトレーニングコースではありません。
• 本コースは、5名以上のご参加により開講します。開講30日前までに5名に満たなかった場合、コースの開講が中止となる場合があります。
• 本コースでは、コンピュータ・フォレンジックにおける専門用語を多用しています。そのため、以下の条件を満たしている方の受講をお勧めします（必須条件ではありません）。
  • コンピュータ・フォレンジックの基本的な知識、プロセスを習得していること
  • Windows OS / macOSの構造、及び基本的な操作を理解していること
  • 各種フォレンジック・ツールの基本的な操作を理解していること（各フォレンジック・ツールの初級トレーニングと同等の知識を得ていること）
• 各コース受講において、以下のコースを事前に受講されることをお勧めします：
  • QFT110: フォレンジックツール：操作（1日コース ～ 2日コース） 
  • FTK Core
  • DF120: Foundations in Digital Forensics with EnCase
  • Magnet AXIOM Examinations (AX200)
• その他、受講条件・環境・開催場所・使用ツールなどにつきましては、お問い合わせください。