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EnCase Forensic, EnCase Endpoint Investigator インストール時の注意
EnCase Forensic 及び EnCase Endpoint Investigator において、インストールもしくはアップグレード後、当該アプリケーションを開こうとすると、以下のエラーメッセージのダイアログが表示され、当該アプリケーションが起動しない事象が報告されています:
以下が、そのダイアログのスクリーンショットです:
その原因及び対処方法について、ご案内致します(本件事象は、他バージョンでも発生することが確認されています)。
※ 記事内のURLは、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。
納品したDVD、もしくはダウンロードしたISOファイル内の、EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator のインストーラー(拡張子:exe)のみをインストール対象のコンピューターにコピーした上でインストールを実施すると、上記のエラーが発生します。
本件エラーを回避するには、EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator インストール(もしくはアップグレード)時、ISOファイル(もしくはDVD)からインストーラーの exe ファイルをコピーせず、ISOファイル上、もしくはDVDから直接インストール(もしくはアップグレード)を行います。
本件エラーが発生した場合、一旦アンインストールし、上記の方法で再インストールを試みてください。それでも解決しない(エラーが表示し続ける)場合は、以下の方法でアンインストール及び関連データを削除後、上記の方法で再インストールしてください:
1. | EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator を、『プログラムと機能』から、もしくはOpenText社指定の方法でアンインストールします。 | |
2. | CodeMeter Runtime Kit を、『プログラムと機能』からアンインストールします。 | |
※ | CodeMeter Runtime Kit が、EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator 以外のアプリケーションでも使用している場合は、2. の操作を行うことが出来ません(あるいは該当アプリケーションの起動・使用に、支障を来す可能性があります)。同時に、3. の “CodeMeter” 関連のフォルダーの削除も行うことが出来ません。その場合は当社までお問い合わせください。 | |
3. | EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator をアンインストール後、以下のフォルダーを、格納されているファイルごと削除します:
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※ | EnCase Forensic 、 EnCase Endpoint Investigator 、CodeMeter インストール後に当該フォルダーに任意でコピーしたファイル(”Cert” ファイル等)は、アンインストール後も削除されずに残っています。ライセンス更新に必要な “Cert” ファイル、環境設定ファイル (拡張子:ini)等は、再インストール後も使用する場合、上記フォルダー削除前に事前に別の場所に移動させることをお勧めします。 | |
4. | EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator の再インストールを行います。 | |
※ | 上記アプリケーションのインストールと同時に、CodeMeter Runtime Kit の再インストールも行われます。 |
EnCase Forensic 起動時における異常終了について
当社発表のお知らせ(【重要】EnCase の最新バージョン 21.3 について)の、EnCase Forensic 21.3 起動時に異常終了する不具合につきまして、その原因及び対処方法について、ご案内致します(本件事象は、他バージョンでも発生することが確認されています)。
※ 記事内のURLは、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。
EnCase Forensic 21.3で、アプリケーションを起動すると異常終了するエラーが確認されています。その際、アプリケーションイベントログに下図のように “vcrruntime140.dll” がエラーとして記録されます。
EnCase Forensicを起動するためのライセンス管理を行っている “CodeMeterコンテナ” による不具合です。
1. | タスクトレイの “CodeMeter Control Center” アイコンをクリックし、CodeMeter Control Center を起動します(CodeMeter Control Centerで認識されているライセンスが1つの場合、緑色の〇、2つ以上の場合、2つの青色の〇でアイコンが表示されます)。
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2. | CodeMeter Control Centerダイアログの右下にある“Web Admin”をクリックします。
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3. | Webブラウザーが起動し、Webブラウザー上でCodeMeterライセンスの情報が表示されます。[コンテナ] > [全てのコンテナ]をクリックします。
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4. | “EnCase License” のリンクをクリックします。
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5. | “有効期間”をご確認ください。
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6. | 上記 “有効期間” 及び “使用期間” が、既に期限を過ぎている、もしくは正しい日時情報として表記されていない場合は、以下の対処方法を実施するか、当社までお問い合わせください。 |
1. | 任意のバージョンの“ECC Desktop”(32bit版)をダウンロードし、インストールします(“ECC Desktop”を入手方法について、ご不明な場合はお問合せ下さい)。 |
2. | ECC Desktopがインストールされた場所(デフォルト … “C:\Program Files (x86)”以下)にアクセスします(フォルダー内に“EnCase.exe”があることを確認してください)。
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3. | Windows Explorerのアドレスバーに“cmd”と入力してEnterをタイプします。MS-DOSプロンプトが開きます。
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4. | 以下のようにコマンドを入力し、Enterをタイプして実行します。
これによりEnCaseがデバッグモードで起動します。
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5. | 4. ではインストール直後の“ECC Desktop”をデバッグモードで起動しただけですので、ライセンス情報は読み取れていません(左上のバーには、“Acquisition”もしくは“No V7 Cert”と表示されるはずです)。
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6. | ライセンスのアクティベートを行います(下図は、電子ライセンスのアクティベート方法です)。
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7. | ECC Desktopを閉じ、4. のコマンドを入力してECC Desktopを再起動します。ライセンスが正常にアクティベーションされているかを確認してください。確認後、ECC Desktopを閉じます。
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8. | EnCase Forensic(もしくはEnCase Investigator)を起動します。正常に起動、且つライセンスが正しく認識されているかを確認してください。 |
9. | ECC Desktopをアンインストールします(インストールしたままでも、EnCase Forensic(もしくはEnCase Investigator)の使用には支障を来しません)。 |
OpenText Knowledge Base Article (Article ID : KB18928202)
製品についての情報は、以下のWebサイトをご確認ください。