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Artifact Explorer 表示用の処理 "Prepare Evidence" で、"File in use" エラーが表示されることがある
OpenText Forensic(旧称 : EnCase Forensic)において、”Artifact Explorer” で開くための処理 “Prepare Evidence” 実施中に、以下のような “File in use” エラーメッセージが表示され、”Prepare Evidence” 処理が終了しない事象が報告されています:

その原因及び対処方法について、ご案内致します(本件事象は、他バージョンでも発生することが確認されています)。
※ 記事内の記述及び URL は、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。
“Artifact Explorer” が独立したコンポーネントとしてインストールされるバージョン全て
“Artifact Explorer” にケースを読み込む際、ケースフォルダー直下の “Artifacts” フォルダー以下にある SQLite データベースが使用されます:

この SQLite データベースに対し、”Prepare Evidence” 処理以外のアクセスがあることで、本事象が発生します。具体的には、以下の状況の場合、本事象が発生します(あるいはその可能性があります):
本事象発生の原因が エラーの原因 に記載されている事項に該当する場合の対処法は、以下の通りです:
一方、ローカルユーザーアカウントで、共有設定が一切無いケースを OpenText Forensic(旧称 : EnCase Forensic)で開き、”Prepare Evidence” 処理が開始された場合も、本事象が発生する場合があります。但し、発生する場合としない場合があり、本記事発表の時点(2025年11月)で回避・解消方法は発見に至っていません。
独立したコンポーネントとしての “Artifact Explorer” を使用しない場合、[Tools] > [Options] 内の以下の設定で、”Prepare Evidence” 処理を無効化することが出来ます。

モバイルデバイスからのデータ取得時、不正プログラムが検知される場合がある
OpenText Forensic(旧称 : EnCase Forensic)において、 [Add Evidence] > [Mobile Device] より iOS 及び iPadOS デバイスのデータ取得を開始すると、以下のマルウェア検知のメッセージが表示され、以降のデータ取得を含む処理が継続されない事象が報告されています。

その原因及び対処方法について、ご案内致します(本件事象は、他バージョンでも発生することが確認されています)。
※ 記事内の記述及び URL は、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。
[Add Evidence] > [Mobile Device] 機能が搭載されている OpenText Forensic(旧称 : EnCase Forensic)全てのバージョン
データ取得対象の iOS(もしくは iPadOS)が、”Jailbreak”(脱獄)されている場合、本件事象が発生することが報告されています。
他にも、データ取得の iOS(もしくは iPadOS)が以下の状況・状態である場合、本件事象が発生する場合があります:
本記事発表の時点(2025年11月)で、本件事象の回避・解消などの対処法の発見には至っていません。
Artifact Explorer で、個別のアーティファクトが表示されない
OpenText Forensic(旧称 : EnCase Forensic)において、処理の実施 / 未実施に関わらず、作成したケースを “Artifact Explorer” で開き、個別のアーティファクトを表示しようとすると、以下のようなエラーメッセージのダイアログが表示される事象が報告されています。
以下が、そのダイアログのスクリーンショット(例)です:

その原因及び対処方法について、ご案内致します(本件事象は、他バージョンでも発生することが確認されています)。
※ 記事内の記述及び URL は、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。
“Artifact Explorer” が独立したコンポーネントとしてインストールされるバージョン全て
“Unicode 対応でないプログラムの言語”(システムロケール)が “日本語(日本)” でない場合、本件事象が確認されています。
一方で、本記事発表の時点(2025年11月)で、システムロケールが “日本語(日本)” であることが主要因であるかどうかについては不明です。
※ 本対処法は、暫定手法です。
| 1. | [コントロールパネル] > [地域] をクリックします。”地域” ダイアログが表示されます。
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| 2. | “地域” ダイアログの “管理タブ” を表示し、”システム ロケールの変更” をクリックします。
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| 3. | “現在のシステムロケール” を、”日本語(日本)” から “英語(米国)” に変更し、”OK”をクリックします。
システムロケールの変更は、Windows の再起動が必要となります。再起動後、Artifact Explorer でケースを開き、アーティファクトを表示します。
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EnCase Forensic, EnCase Endpoint Investigator インストール時の注意
EnCase Forensic 及び EnCase Endpoint Investigator において、インストールもしくはアップグレード後、当該アプリケーションを開こうとすると、以下のエラーメッセージのダイアログが表示され、当該アプリケーションが起動しない事象が報告されています:
以下が、そのダイアログのスクリーンショットです:

その原因及び対処方法について、ご案内致します(本件事象は、他バージョンでも発生することが確認されています)。
※ 記事内のURLは、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。
納品したDVD、もしくはダウンロードしたISOファイル内の、EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator のインストーラー(拡張子:exe)のみをインストール対象のコンピューターにコピーした上でインストールを実施すると、上記のエラーが発生します。
本件エラーを回避するには、EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator インストール(もしくはアップグレード)時、ISOファイル(もしくはDVD)からインストーラーの exe ファイルをコピーせず、ISOファイル上、もしくはDVDから直接インストール(もしくはアップグレード)を行います。
本件エラーが発生した場合、一旦アンインストールし、上記の方法で再インストールを試みてください。それでも解決しない(エラーが表示し続ける)場合は、以下の方法でアンインストール及び関連データを削除後、上記の方法で再インストールしてください:
| 1. | EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator を、『プログラムと機能』から、もしくはOpenText社指定の方法でアンインストールします。 | |
| 2. | CodeMeter Runtime Kit を、『プログラムと機能』からアンインストールします。 | |
| ※ | CodeMeter Runtime Kit が、EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator 以外のアプリケーションでも使用している場合は、2. の操作を行うことが出来ません(あるいは該当アプリケーションの起動・使用に、支障を来す可能性があります)。同時に、3. の “CodeMeter” 関連のフォルダーの削除も行うことが出来ません。その場合は当社までお問い合わせください。 | |
| 3. | EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator をアンインストール後、以下のフォルダーを、格納されているファイルごと削除します:
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| ※ | EnCase Forensic 、 EnCase Endpoint Investigator 、CodeMeter インストール後に当該フォルダーに任意でコピーしたファイル(”Cert” ファイル等)は、アンインストール後も削除されずに残っています。ライセンス更新に必要な “Cert” ファイル、環境設定ファイル (拡張子:ini)等は、再インストール後も使用する場合、上記フォルダー削除前に事前に別の場所に移動させることをお勧めします。 | |
| 4. | EnCase Forensic もしくは EnCase Endpoint Investigator の再インストールを行います。 | |
| ※ | 上記アプリケーションのインストールと同時に、CodeMeter Runtime Kit の再インストールも行われます。 | |
EnCase Forensic 起動時における異常終了について
当社発表のお知らせ(【重要】EnCase の最新バージョン 21.3 について)の、EnCase Forensic 21.3 起動時に異常終了する不具合につきまして、その原因及び対処方法について、ご案内致します(本件事象は、他バージョンでも発生することが確認されています)。
※ 記事内のURLは、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。
EnCase Forensic 21.3で、アプリケーションを起動すると異常終了するエラーが確認されています。その際、アプリケーションイベントログに下図のように “vcrruntime140.dll” がエラーとして記録されます。

EnCase Forensicを起動するためのライセンス管理を行っている “CodeMeterコンテナ” による不具合です。
| 1. | タスクトレイの “CodeMeter Control Center” アイコンをクリックし、CodeMeter Control Center を起動します(CodeMeter Control Centerで認識されているライセンスが1つの場合、緑色の〇、2つ以上の場合、2つの青色の〇でアイコンが表示されます)。
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| 2. | CodeMeter Control Centerダイアログの右下にある“Web Admin”をクリックします。
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| 3. | Webブラウザーが起動し、Webブラウザー上でCodeMeterライセンスの情報が表示されます。[コンテナ] > [全てのコンテナ]をクリックします。
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| 4. | “EnCase License” のリンクをクリックします。
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| 5. | “有効期間”をご確認ください。
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| 6. | 上記 “有効期間” 及び “使用期間” が、既に期限を過ぎている、もしくは正しい日時情報として表記されていない場合は、以下の対処方法を実施するか、当社までお問い合わせください。 |
| 1. | 任意のバージョンの“ECC Desktop”(32bit版)をダウンロードし、インストールします(“ECC Desktop”を入手方法について、ご不明な場合はお問合せ下さい)。 |
| 2. | ECC Desktopがインストールされた場所(デフォルト … “C:\Program Files (x86)”以下)にアクセスします(フォルダー内に“EnCase.exe”があることを確認してください)。
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| 3. | Windows Explorerのアドレスバーに“cmd”と入力してEnterをタイプします。MS-DOSプロンプトが開きます。
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| 4. | 以下のようにコマンドを入力し、Enterをタイプして実行します。
これによりEnCaseがデバッグモードで起動します。
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| 5. | 4. ではインストール直後の“ECC Desktop”をデバッグモードで起動しただけですので、ライセンス情報は読み取れていません(左上のバーには、“Acquisition”もしくは“No V7 Cert”と表示されるはずです)。
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| 6. | ライセンスのアクティベートを行います(下図は、電子ライセンスのアクティベート方法です)。
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| 7. | ECC Desktopを閉じ、4. のコマンドを入力してECC Desktopを再起動します。ライセンスが正常にアクティベーションされているかを確認してください。確認後、ECC Desktopを閉じます。
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| 8. | EnCase Forensic(もしくはEnCase Investigator)を起動します。正常に起動、且つライセンスが正しく認識されているかを確認してください。 |
| 9. | ECC Desktopをアンインストールします(インストールしたままでも、EnCase Forensic(もしくはEnCase Investigator)の使用には支障を来しません)。 |
OpenText Knowledge Base Article (Article ID : KB18928202)
製品についての情報は、以下のWebサイトをご確認ください。