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FTK: インストール方法(FTK 8.x) - ナレッジ&テクニック

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本項では、Exterro社(旧AccessData 社)製フォレンジックツール FTK (Forensic Toolkit) のインストールについて解説します。

以下、FTK v8.0 のインストーラーを使用していますが、基本的な操作方法は他のバージョンでも同様です。

インストーラーの入手と起動

FTK のインストーラーは主に以下の2つの方法で入手可能です。

 

インストーラーは、Blu-ray ディスクもしくは .iso の形式で提供されます。

 

ディスク挿入時、autorun.exe が自動的に起動します。ご使用環境によっては、自動実行が有効でない場合がありますのでその場合は、autorun.exe をダブルクリックして実行してください。

 

  • FTK のインストーラーを起動すると、以下の画面が表示されます。

  • 一覧から、「Install Forensic Tools 64 Bit」を押下します。
  • ユーザーアカウント制御の画面が表示されます。確認済みの発行元が「Exterro Inc.」であることを確認し、OKを押下して続けます。
  • インストーラーの起動処理後、以下の画面が表示されます。

  • 「Next」を押下します。
  • 使用許諾書が英語で表示されます。

  • 内容を確認し、「I accept the terms in the license agreement」にチェックを付け、「Next」を押下します。
  • インストーラーが自動的にインストール対象のコンピューターのスペックをスキャンします。インストールするための最小構成を満たしている場合、緑色のチェックマーク “” が付きます。全てに緑色のチェックマークが付いていれば、インストールを進めることが出来ます。

  • PostgreSQLのインストールを行います。
    • FTK 7.xで使用したPosgreSQLを、FTK 8.xでも引き続き活用する等、既にPostgreSQLがインストールされている場合、”Install PostgreSQL” にチェックを付ける必要はありません。
    • インストール後、FTK初回起動時にPostgreSQLとの接続が必要になります。接続時のパスワードは、デフォルトで以下の通りですが、”Use a Custome Postgres Password” にチェックを付けることで、独自のパスワードを設定することが出来ます。
      • デフォルトパスワード:AD@Password

  • “FTK”、”Processing Engine”、”PostgreSQL” のインストール場所(フルパス)等を示すダイアログが表示されます。
    • “Customize Installation Options” にチェックを付けることで、フルパス情報を変更することが出来ます。

  • “User Credentials” ダイアログで、FTKのインストール時にログインしている、Windowsのユーザーアカウント、コンピューター名、パスワードを入力します。
    • FTKのインストールは、必ずローカルの管理者ユーザーアカウントで行う必要があります。
    • ローカルの管理者ユーザーアカウントであっても、パスワードの設定の無い状態ではインストールを行うことは出来ません。

  • “Install” をクリックし、インストールを開始します。

  • “Finish” をクリックしてインストールを終了します。

  • インストール完了後は、以下のようにデスクトップ上にFTK のアイコンが表示されます。

FTKインストール後:PostgreSQLの接続とFTKログオンユーザー作成

FTK の起動とログイン』をご覧ください。

システム要件

FTKのインストールに最低限必要なシステム要件は以下の通りです。
インストールが途中で中断される場合は、以下の要件を満たしていることをご確認ください。

  • OS: Windows 10 (1709, 1809) 以上、Windows Server 2012 R2, Windows Server 2016
  • ストレージ: 20 GB 以上の空き容量
    (ケースデータの大きさによってはTB 単位の空き容量が必要です)

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