Magnet AXIOM v9.8 がリリースされました。

• リリース日：2025/11/13

主な追加・修正・変更点等は、以下をご覧ください：

• 機能の追加、及び拡張
• 既存の問題の解決、解消、及び改善
• 詳細情報

 

※ 記事内のURLは、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。

• 新しいアーティファクトの追加
  • Google Chrome のアーティファクト
    •  全てのプラットフォーム  : 以下のアーティファクトで、v20 Chromium 暗号化フィールドの復号機能を追加しました：
      • Chrome Cookies
      • Chrome Logins
      • Chrome Credit Cards
  • Chromium Based Browsers Top Sites
    •  Windows  : “Chromium Based Browsers Top Sites” のサポートを追加しました。
  • Decrypted Database Files
    •  Refined Results  以下 : “Decrypted Database Files（復号済みデータベースファイル）” に関連する情報を表示するために追加しました。
  • Microsoft Teams のアーティファクト
    •  iOS  : 以下のアーティファクトのサポートを追加しました：
      • Microsoft Teams Accounts
      • Microsoft Teams Calendar
      • Microsoft Teams Messages
  • Wi-Fi Discovered Devices
    •  iOS  : “Wi-Fi Discovered Devices” のサポートを追加しました。
  • Zangi のアーティファクト
    •  iOS  : 以下のアーティファクトのサポートを追加しました：
      • Zangi Calls
      • Zangi Contacts

 

• 既存アーティファクトの更新
  • Cloud Google Chrome Browser History
    •  Cloud  : 新しいスキーマ変更をサポートするよう、解析プロセスが更新されました。
  • Grindr Messages
    •  Android  : Grindr のバージョン “25.15.0” のサポートが更新されました。
  • Instagram Direct Messages
    •  iOS  : Instagram バージョン “393.0.0” のサポートが更新されました。
  • iOS Wi-Fi Profiles
    •  iOS  : 既知ネットワーク向けの新しいタイムスタンプフラグメントに対応しました。
  • Pictures
    •  Windows  : “Thumbcache Pictures” が “Pictures” アーティファクトに統合されました。
  • Decrypted Database Retention のサポート
    • 以下の OS のアーティファクトで、”Decrypted Database Retention” のサポートが更新されました。
      •  Android  :
        • Android Signal
        • Samsung Customization Service
        • Android Session
        • Android Threema
        • Samsung Positioning
      •  iOS  :
        • Samsung Customization Service
        • iOS Private Photo Vault
        • iOS Signal
        • iOS Session
        • Samsung Positioning
  • Signal
    •  iOS  : Signalの最新バージョン “7.82” への対応が更新されました。
  • Snapchat Chat Messages
    •  Android  : Snapchatバージョン 13 への対応が更新されました。
  • Telegram Android Messages
    •  Android  : Telegram Android Messages の最新バージョンへの対応が更新されました。
  • WhatsApp
    •  Android  : ローカルメディアの解析が更新されました。

 

• AXIOM Cloud
  • クラウドの証拠ソースとして OpenAI アカウントを取得できるようになりました。
  • プロキシ経由でクラウド取得を実行する際、有効な認証情報が事前に提供されていない場合、AXIOM Process は認証情報の入力を促すようになりました。
  • Instagram のプライベートダイレクトメッセージ (Instagram Private Direct Messages) を取得する際、特定の会話を選択できるようになりました。

 

• AXIOM Process
  • Magnet Griffeye への公開時及び新しい Magnet One ケースを作成する際に、任意のケース番号として Magnet One のケース番号を提供できるようになりました。（AXIOM Advanced, Premier, Cyber のみ）
  • Magnet Griffeye への公開完了後に Magnet Griffeye を起動するオプションが追加されました。

 

• AXIOM Examine
  • Magnet Review のログイン情報が AXIOM Examine に永続的に保持されるようになりました。これにより、調査用コンピューターからのログイン回数が削減されました。

• AXIOM Examine において、ケースから証拠ソースを除外できないことがある問題が解消されました。（-EXM-5444）

 

• エクスポートデータにおいて、非 ANSI の文字のカラム名が正しく表示されされないことがある問題が解消されました。（-EXM-5250）

 

• VICS エクスポートレポートの “Show items in Artifacts explorer” リンクが機能しないことがある問題が解消されました。（-EXM-5269）

 

• “World Map” ビューが位置情報付きカスタムアーティファクトに対応しました。これにより、カスタムアーティファクトでコンテンツタイプフィルターが機能しない問題が解消されました。（-EXM-5465）

 

• ‘An item with the same key has already been added’ という例外を減らすため、”Email attachments” の処理を改善しました。（-CARS-1638）

 

• Microsoft Outlook Emails の添付ファイル形式が “.msg” の場合、復元されないことがある問題が解消されました。（-CARS-731）

 

• “FileInfoList.txt” に無効な文字が含まれている場合、AXIOM Process が Apple Warrant Return の処理に失敗することがある問題が解消されました。（-CA-3372）

 

• AXIOM Process はこれまで、管理者ユーザーの現在のドメイン内の Google Workspace ユーザーのみを検索対象としていたことを修正しました。（-CA-3464）

 

• AXIOM Process はこれまで、 Gmail のスコープが有効になっていないユーザーに対しても Google Workspace の Gmail アカウント取得オプションを表示しており、その結果、”Mail service not enabled（メールサービスが有効ではありません）” というエラーが発生した問題を解消しました。（-CA-1186）

 

• iCloud Photos にエンコードされたファイル名がある場合場合、取得されないことがある問題が解消されました。（-CA-3311）

その他アップデート情報や詳細に関しては、Magnet Forensics社のWebサイトをご確認ください。

• Magnet Axiom 9.8.46347（Magnet Forensicsのポータルサイトにログインする必要があります）

 

製品についての情報は、以下のWebサイトをご確認ください。

• MAGNET AXIOM
• MAGNET AXIOM CYBER