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Magnet AXIOM v9.1 リリース

概要

Magnet AXIOM v9.0がリリースされました。

  • リリース日:2025/04/14

 

主な追加・修正・変更点等は、以下をご覧ください:

 

※ 記事内のURLは、予告なく変更、もしくは削除されることがあります。

機能の追加、及び拡張

  • 新しいアーティファクトの追加
    • Slack Disk Cache
      •  Windows  : ディスクキャッシュの解析サポートが追加されました。
    • Google Maps Search History
      •  Android  : Googleマップの検索履歴の解析サポートが追加されました。

 

  •  既存アーティファクトの更新
    • iOS v18の vCard ファイルの処理を改善しました。
    • iOS Notifications application, iOS Notifications Cache
      •  iOS  : iOS の “/private/var/mobile/Library/UserNotifications/” の解析サポートが追加されました。
    • Signal Group Members
      •  iOS / Android  : グループメンバーの名前が含まれるように更新されました。
    • Signal Local User
      •  iOS / Android  : ローカルユーザーのUUIDと電話番号が含めるように更新されました。
    • Signal Users
      •  iOS  : 電話番号とUUIDの解析が更新されました。
    • Snapchat – Snapchat Chat Messages
      •  iOS  : Snapchatのメタデータファイルを適切にサポートするように更新されました。
    • Videos
      •  全てのプラットフォーム  : AVIFS Gif フォーマットの UniversalPictureParser へのサポートが追加されました。
    • Skype
      •  Windows  : 新しい IndexedDB の解析サポートが追加されました。
    • Photos
      •  iOS / MacOS  : Photos.sqlite の解析サポートが更新されました。

 

  • AXIOM Cloud
    • AXIOM Processは、Microsoft Team チャットの添付ファイルが OneDrive クラウドホストファイルへのリンクである場合、その添付ファイルを取得できるようになりました(AXIOM Advanced Premier Cyber のみ)。
    • AXIOM Processは、Facebook タイムラインから限定されたストーリーを取得できるようになりました(これまで Facebook タイムラインは取得できませんでした)。但し、コメントや返信は取得されず、また、現在サポートされているのは英語UIの Facebook のみです。
    • Magnet Apple Warrant Return Assistant 1.2.1.0 では、ネストされたパスワードファイルのサポートと、必要なドライブ容量に関するメッセージの改善が含まれています。

 

  • AXIOM Process
    • “Solid compression” 技術を使用するアーカイブの処理時間が短縮されました。
    • Magnet One で統合されたケースにおいて、AXIOM Process ケースイベントが Magnet One のケース及びアクションに接続されるようになりました。

 

  • AXIOM Examine
    • Magnet AXIOM ライセンスのみで、AXIOM Examine で Magnet Griffeye ケースを作成することが出来るようになりました(AXIOM Advanced Premier Cyber のみ)。
    • “Indicators of compromise” では、一致するハッシュ値を持つ既知のファイルにタグ付けする機能が提供されるようになりました(AXIOM Cyber のみ)。
    • AXIOM Examine から Email で Magnet Review ケースを共有できるようになりました。
    • 全てのイベントのスナップショットカードで、”Before” と “After” を一度に切り替えることができるようになりました。

既存の問題の解決、解消、及び改善

  • 接続された Magnet Graykey デバイス内の複数のイメージファイルを選択する際に、スクロールバーが利用できない問題が解消されました。(-ENGN-12993)

 

  • AXIOM Process において、”RFC822″ 以外の形式の日時情報を持つ “.7z” アーカイブ内のディレクトリを見つけられない場合、例外が発生する問題が解消されました。(-ENGN-13185)

 

  • 名前のない “.gz” アーカイブを処理する際に AXIOM Process が応答しなくなることがある問題が解消されました。(-ENGN-13268)

 

  • ゼロ長の “.gzip” アーカイブを処理する際に AXIOM Process が応答しなくなることがある問題が解消されました。(-ENGN-12569)

 

  • NIST Windows テストイメージが処理できないことがある問題が解消されました。(-ENGN-12099)

 

  • AXIOM Process がゼロ長ファイルに対しハッシュ値を算出する際、”The given key ‘Md5’ was not present in the dictionary” という例外が記録されることがある問題が解消されました。(-ENGN-13200)

 

  • AXIOM Process が E01 ファイルから Microsoft Teams メッセージを解析できないことがある問題が解消されました。(-CARS-1174)

 

  • WhatsApp の送信メッセージの送信者フィールドが “NULL” の場合、AXIOM Process で “Value cannot be null” という例外が発生することがある問題が解消されました。(-MARS-2667)

 

  • 不完全な OpenOffice ファイルが検出された場合、AXIOM Process でスキャンが完了せず、”namespace error: Namespace prefix manifest is not defined” という例外が記録されることがある問題が解消されました。(-CARS-596)

 

  • Apple Warrant Return の処理で、iCloudバックアップからキーバッグを取得できないことがある問題が解消されました。(-CLA-63)

 

  • Signal メッセージ(Androidバージョン7.34.2)において、アーティファクトの DETAILS カードで、不在着信に対して “Unknown Direction” と表示されることがある問題が解消されました。(-MARS-2836)

 

  • Skype for Desktop において、ファイル形式が更新されたために正しく解析されないことがある問題が解消されました。(-CARS-222)

 

  • PREVIEW ウィンドウに、Android Snapchat メッセージの添付されたビデオファイルのコンテンツではなくメタデータファイルが表示することがある問題が解消されました。(-MARS-2861)

 

  • 最新のスキーマにNULL値が含まれる WeChat メッセージが、AXIOM Processで正常に処理されないことがある問題が解消されました。(-MARS-2669)

 

  • Android の Signal メッセージにおいて、”owner number” と “owner name” が “sender/recipients” カラムに表示される問題が解消されました。(-MARS-2847)

 

  • 英語以外の地域設定では WhatsApp の QR コード取得方法が利用できない問題が解消されました。(-CA-2802)

詳細情報

その他アップデート情報や詳細に関しては、Magnet Forensics社のWebサイトをご確認ください。

 

製品についての情報は、以下のWebサイトをご確認ください。

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