EnCase Forensic の Ver. 21.4 が、2021/11/3にリリースされました。主な変更点は以下の通りです。
データ取得が可能なクラウドサービスの対応範囲の拡大 |
以下のクラウドサービス上のデータが、新たに取得可能になりました。
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- ストレージ
- SNS
- Facebook
- Instagram
- Twitter
なお、以下のクラウドサービス上のデータ取得は、以前より対応しております。
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- ストレージ
- Amazon S3
- Box
- Dropbox
- Google Workspace
- Microsoft SharePoint 2013 or Later
- Microsoft SharePoint Office 365
- Microsoft SharePoint Office 365 OneDrive
- メッセージ
- メール
- Microsoft Exchange Server 2013 or Later
- Microsoft Exchange Server on Office 365
- Google Workspace
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一部のデータに限定してのプロセッシングに対応 |
エントリービューにおいて、データのすべて又は一部を選択してプロセッシングを行うことが可能になりました。
このプロセッシングは、以下の手順により実施します。
データの選択→右クリック→実施するプロセッシングの種別を選択(カスタム設定を行うことも可能)
※右クリックではなく、メニューバーから選択することも可能です。
▼右クリックをして選択
▼メニューバーから選択
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その他変更 |
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- V8.10以降のバージョンで作成されたケースは、改めてプロセッシングし直すことなく開くことができるようになりました。
- EnCase Forensicを、Microsoft Azureへデプロイすることが可能になりました。
- Office Exchange 365のメールメッセージに含まれるOneDriveの添付ファイルを取得できるようになりました。
- Evidence Processor System Info Parserにより解析可能なレジストリキーアーティファクトが、171種類増加しました。
▼21.4アップデート前
▼21.4アップデート後
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- EnCaseのドキュメントとして、「アーティファクトリファレンスガイド」が新しく登場しました。
これにより、EnCaseを用いて解析可能なアーティファクトの一覧及びその説明を参照することが可能です。
ドキュメントは、Opentext社のポータルサイトにてダウンロードいただけます。
詳細に関しては、OpenText社のWebサイトサポートページをご確認ください(サインイン用のID・Passwordが必要です)。
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