保全対象データのトリアージ

EnCase Portableは予め設定されたジョブに基づき、対象のPC内の保全対象データを検索します。検索はファイルタイプや目的のデータの更新日時、サイズなどを利用して多角的に行うことができるため事案の性質に即した絞り込みが可能です。

例えば、対象 PC に保存され画像の枚数やインターネット履歴の有無、メールの有無などから保全すべきデータを取捨選択し、現場の判断で必要なデータだけをピックアップして取得できます。

検索・保全は予め設定されたジョブに基づき、EnCase Portable が半自動で実行するため、フォレンジックの専門家でなくても少しのトレーニングで容易に作業が可能です。

裁判での利用も可能な保全形式

EnCase Portable では論理イメージファイル (L01/Lx01) もしくは物理イメージファイル (E01/Ex01) 形式でデータを保全します。これらの形式はデジタルフォレンジックの分野で広く使用されておりアメリカを始め多くの裁判所で許容されてきた実績があります。