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AXIOM: ツールのシステム構成 - ナレッジ&テクニック

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本項では、Magnet Forensics 社製フォレンジックツール Magnet AXIOM の、使用する上でのシステム最小構成・推奨構成、追加可能なイメージファイルの形式、解析可能なファイルシステムについて解説します。

システム最小構成・推奨構成

最小構成 推奨構成
OS Windows 8.1 *1
Windows 10 *2
Windows Server 2019 *3
Windows 11
フレームワーク Microsoft .NET Framework 4.8.0 またはそれ以降のバージョン
ディスプレイ解像度 1280 x 720 1080p
CPU *4 4 論理コア 8 ~ 16 論理コア
GPU *5
  • Magnet AXIOM(3.5 ~)8.5.0 : NVIDIA CUDA Runtime v11.2 ~ v12.3 までをサポート
  • Magnet AXIOM 8.6.0 ~ : NVIDIA CUDA Runtime v12.3 ~ をサポート
RAM 16 GB 64 GB *6
ストレージ *7 *8 HDD SSD
モバイルデバイスドライバー
  • iOS / iPadOS デバイスドライバー *9
  • Android デバイスドライバー *10
FireWall

 

  • Android デバイスドライバー
    Magnet AXIOM Cyber が AbuseIPDB を侵害の “Indicators of compromise” ダッシュボードに活用できるようにするため、以下のアクセス権限が必要です:

*1 : 2025年5月時点でサポート対象外の Windows OS です(潜在的な脆弱性を有するため、仕様上推奨できません)。
*2 : 2025年10月14日 をもってサポート終了となります。
*3 : “高度なインターネット セキュリティ” を無効にする必要があります。
*4 : Intel 及び AMD プロセッサーの両方に対応しています。
*5 : GPU は、Magnet.AI の画像分類機能を使用する場合にのみ適用されます(他の機能には使用されません)。Magnet.AI は、以下のグラフィックカードに対応しています:
– NVIDIA Tesla
– NVIDIA Quadro
– NVIDIA NVS
– NVIDIA GeForce
– NVIDIA TEGRA
*6 : 大量のアーティファクトを含む証拠ソースを処理する場合、メモリ不足を防ぐため推奨設定を超える RAM を増設する必要がある場合があります。
*7 : 目安として、証拠ソースの 1.5 を超える空きスペースを有する容量が必要です。
*8 : 安定した Magnet AXIOM の処理・表示のために、Magnet AXIOM のインストール先ストレージ、ケース保存ストレージ、証拠データ保存ストレージを別個のデバイスに設定することをお勧めします。
*9 : iOS / iPadOS デバイスからのデータ収集に、最新のデバイスのデバイスとライバーが必要です。
*10 : Android デバイスからのデータ収集に必要です。Windows Update 経由またはデバイスメーカーの Web サイトから入手可能です。
*11 : コンピューターの外部接続が許可されていない場合、別のコンピューターからインストール用実行ファイルをダウンロードし、外部ストレージデバイス等を使用して転送することが可能です。

解析可能なファイルシステム

OS サポート対象ファイルシステム サポート対象データ
Linux ext2, ext3, ext4, F2Fs, XFS *12, LVM2(XFS *12) メタデータ
macOS APFS, HFS+, HFSX メタデータ
NAND YAFFS2 メタデータ
Windows NTFS メタデータ(MFT、Windows セキュリティのメタデータを含む)、削除ファイル
FAT12, FAT16, FAT32 メタデータ、削除ファイル
exFAT メタデータ、削除ファイル、削除ファイルのメタデータ

*12 : XFS v5 のみサポート

追加可能なイメージファイルの形式

イメージタイプ形式 サポート対象の拡張子 分割されたイメージファイルのサポート
Advanced Forensics File イメージ .AFF4, .AFF-L *13 サポート可
アーカイブファイル *14 .cpio, .cpio.gz, .crash, .docx, .hpak, .gz, .gzip, .pptx, .rar, .tar, .tar.gz, .tgz, .xlsx, .zip, .zip.001, .z00, .z01, .7z, .7z001 以下の形式はサポート可:
.gzip, .rar, .rar5, .zip, .zip.001, .7z.001
EnCase イメージ .E01, Ex01, .L01, .Lx01 サポート可
FTK 論理証拠イメージ .AD1 サポート可
macOS ディスクイメージ .dmg サポート不可
RAW イメージ .bif, .bin, .dd, .dmp, .fip, .ima, .img, .mfd, .mem, .raw, .vfd, .001 以下の形式はサポート可:
DD(例 : .000, 001, .0000, .0001, .00001 等)
仮想マシンイメージ *15 .vdi, .vhd, .vhdx, VMDK, XVA .vmdk flat-type(拡張子 : *-f001.vmdk, *-flat.vmdk)はサポート可

*13 : いくつかの AFF-4L はサポート対象外です。
*14 : Magnet AXIOM のデフォルト設定のエンコーディングと異なるエンコーディングを使用して作成された .zip ファイルの場合、AXIOM Examine で正しく表示されない場合があります。詳細は以下のページを参照してください。
Change the character set encoding in Magnet AXIOM to match the encoding of .zip files(Magnet Forensicsのポータルサイトにログインする必要があります)
*15 : .E01 等の証拠ソース内に仮想マシンイメージがある場合、それらは .E01 イメージの処理の過程で自動的に処理されません。証拠ソースから抽出し、別途追加して処理する必要があります。

参考情報

更新履歴

更新日 更新内容 準拠するバージョン
2025年5月1日 記事作成 Magnet AXIOM v9.1

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