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FTK: ツールのシステム構成 - ナレッジ&テクニック

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本項では、Exterro 社製フォレンジックツール FTK の、使用する上でのシステム最小構成・推奨構成、追加可能なイメージファイルの形式、解析可能なファイルシステムについて解説します。

システム最小構成・推奨構成

FTK の全コンポーネントを単一コンピューターにインストールして使用する場合

最小構成 推奨構成
OS Windows *1 Windows Server 2012/2016/2019
CPU 8 物理コア – 16 スレッド 24 物理コア – 48 スレッド
RAM 16 GB 96GB

  • 2 GB / 1 スレッド
ストレージ OS / FTK インストール用 HDD *2 / SSD HDD *2
Temp 512GB SSD
Database RAID 5 HDD *2 RAID 5 HDD *3
Case / Evidence RAID 5 HDD *2 RAID 5 HDD *3
ネットワーク 1 Gbit NIC 10 Gbit NIC
その他 USB ポート(ライセンス認証として Dongle デバイス使用の場合)

 

FTK の各コンポーネントを別個のコンピューターにインストールして使用する場合

  • FTK ユーザーインターフェース
最小構成 推奨構成
OS Windows Server 2012/2016/2019
CPU 4 物理コア – 8 スレッド
RAM 16 GB
ストレージ OS / FTK インストール用 HDD *2 / SSD
Temp 512GB SSD
Case / Evidence RAID 5 HDD *2
ネットワーク 1 Gbit NIC 10 Gbit NIC
その他 USB ポート(ライセンス認証として Dongle デバイス使用の場合)
  • データベース
最小構成 推奨構成
OS Windows Server 2012/2016/2019
CPU 4 物理コア – 8 スレッド 使用する全ての DPE (Distributed Processing Engine) の物理コアの 25 ~ 50%
RAM 4 GB / スレッド
ストレージ OS / DB インストール用 RAID 1 HDD
DB データ HDD *2 SSD / RAID 10 HDD *3
DB Temp SSD
ネットワーク 1 Gbit NIC 10 Gbit NIC
  • DPE (Distributed Processing Engine)
最小構成 推奨構成
OS Windows Server 2012/2016/2019
CPU 4 物理コア – 8 スレッド 16 物理コア – 32 スレッド
RAM 16 GB(2 GB / スレッド) 64 GB(2GB / スレッド)
ストレージ SSD
ネットワーク 1 Gbit NIC 10 Gbit NIC

 

*1 : Windows 10, Windows Server 2012, Windows Server 2016 のいずれかを示します。
– Windows 10 は、2025年10月14日 をもってサポート終了となります。
– Windows Server 2012 は、2025年5月時点で既にサポート終了となっています。
*2: 10K PRM
*3: 15K RPM

解析可能なファイルシステム

OS サポート対象ファイルシステム
Linux *4 ext2 *5, ext3 *5, ext4, JFS, Reiser *5, XFS, LVM, LVM2
UNIX *4 UFS *5, UFS2, VxFS
macOS *4 APFS, HFS, HFS+
NAND *4 YAFFS, YAFFS2
光学メディア CDFS *4 *6, UDF
Windows NTFS, FAT 12/16/32*7, exFAT

 

*4 : 本注釈のあるOSのファイルシステム、もしくは本注釈のあるファイルシステムは、削除済みアイテム(ファイル・フォルダー)は検知されません。
*5 : “作成日時” を持たないファイルシステムです。
*6 : “更新日時” 及び “アクセス日時” を持たないファイルシステムです。
*7 : FAT (12/16/32) のアクセス日時 (Accessed Data/Time) の分解能は “日” です。時間情報(時/分/秒)は全て “0:00:00” として表示されます。

追加可能なイメージファイルの形式

イメージタイプ形式 サポート対象の拡張子 分割されたイメージファイルのサポート
Advanced Forensics File イメージ .AFF4, .AFF-L サポート可
EnCase イメージ .E01, Ex01, .L01, .Lx01 サポート可
FTK 論理証拠イメージ .AD1 サポート可
macOS ディスクイメージ .dmg サポート可
RAW イメージ .bin, .dd, .img, .001 サポート可
仮想マシンイメージ .vdi, .vhd, .vhdx, .vmdk サポート可
SMART イメージ .S01 サポート可
X-Ways イメージ .ctr サポート可
その他 SnapBack, Ghost, Safeback 2.x, Nero NRG, ISO サポート可

更新履歴

更新日 更新内容 準拠するバージョン
2025年5月1日 記事作成 FTK v8.1
2025年5月16日 単一コンピューターで FTK を使用する場合と複数コンピューターにコンポーネントをインストールした場合の構成を追加 FTK v8.1
2025年6月5日 “解析可能なファイルシステム” の項の表示方法変更 FTK v8.1

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