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EnCase: ツールのシステム構成
本項では、OpenText 社製フォレンジックツール EnCase Forensic の、使用する上でのシステム最小構成・推奨構成、追加可能なイメージファイルの形式、解析可能なファイルシステムについて解説します。
最小構成 | 推奨構成 | ||
OS | Windows 8.1 *1 Windows 10 *2 Windows 11 Windows Server 2012 / 2012 R2 *1 Windows Server 2016 Windows Server 2019 Windows Server 2022 |
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CPU | 4 コアプロセッサー | Intel Core i7 | |
RAM | 32 GB RAM | 64 GB *3 | |
ストレージ | OS / Case | 200 GB SSD | 256 GB SSD |
Cache | 200 GB SSD | ||
Evidence | 1 TB HDD(もしくはそれ以上) | 2 TB (4 x 256 GB) *4 | |
Backup | 4 TB HDD *4 | ||
ネットワーク | 1 Gbps イーサネットアダプター | 10 Gbps イーサネットアダプター | |
周辺環境 | 21 ~ 24 インチモニター Blu-ray R/W ドライブ Tableau HW Write-blocker |
24 ~ インチ デュアルモニター Blu-ray R/W ドライブ Tableau HW Write-blocker Thunderbolt, USB 3.0, eSATA/SATA3 ポート |
*1 : 2025年5月時点でサポート対象外の Windows OS です(潜在的な脆弱性を有するため、仕様上推奨できません)。
*2 : 2025年10月14日 をもってサポート終了となります。
*3 : 大量のアーティファクトを含む証拠ソースを処理する場合、メモリ不足を防ぐため推奨設定を超える RAM を増設する必要がある場合があります。
*4 : RAID 構成(”RAID 10″ 構成を推奨します)
OS | サポート対象ファイルシステム | サポート対象データ |
Linux | ext2, ext3, ext4, Reiser, JFS, JFS2, XFS, ZFS | メタデータ |
UNIX | HP-UX, UFS, UFS2, VxFS, SolZFS, Sun | メタデータ |
macOS | APFS, HFS, HFS+, HFSX | メタデータ |
NAND | YAFFS2 | メタデータ |
Novell NetWare | NetWare | メタデータ |
OS/2 | HPFS | メタデータ |
光学メディア | CDFS, UDF | メタデータ |
Windows | NTFS | メタデータ(MFT、Windows セキュリティのメタデータを含む)、削除ファイル |
FAT12, FAT16, FAT32 | メタデータ、削除ファイル | |
exFAT | メタデータ、削除ファイル、削除ファイルのメタデータ |
イメージタイプ形式 | サポート対象の拡張子 | 分割されたイメージファイルのサポート |
Advanced Forensics File イメージ | .AFF4, .AFF-L, .turtle | サポート可 |
EnCase イメージ | .E01, Ex01, .L01, .Lx01 | サポート可 |
SafeBack イメージ | .001 | サポート可 |
RAW イメージ *5 | .bin, .dd, .img | サポート可 |
仮想マシンイメージ | .vdi, .vhd, .vhdx, .vmdk | サポート可 |
*5 : RAW イメージは、[Add Evidence] > [Add] > [Raw Image] の操作で証拠ソースを追加します。
更新日 | 更新内容 | 準拠するバージョン |
2025年5月1日 | 記事作成 | EnCase Forensic v24.4 |