ホーム > 記事 > ナレッジ&テクニック > EnCase Forensic: ケースの作成
本項では、OpenText 社製フォレンジックツール EnCase Forensic を用いたケースの作成について解説します。
以下、EnCase Forensic v20.2 を使用していますが、基本的な操作方法は他のバージョンでも同様です。
EnCase Forensic のインストール方法までの詳細は、以下をご参照ください。
多くのフォレンジックツールでは処理結果を「ケース」という単位で特定のフォルダーにまとめて管理します。
EnCase Forensic でケースを作成するには、EnCase Forensic 起動後、ホームタブの「New Case」を押下します。
「Options」ダイアログが表示されます。以下の情報を入力し、ケースを作成します。
「OK」を押下し、ケースが作成されます。
ケースが作成されると、ホームタブは下図に移ります。証拠データ追加のため、「Add Evidence」を押下します。
証拠データを追加します。
※ ここでは、デュプリケーターで取得した Windows の物理イメージファイル (拡張子 .E01) を追加する場合を例に説明するため、「Add Evidence File」を押下します。
解析対象の E01ファイルを選択します。イメージファイルが複数のファイルにセグメント分けされている場合でも、先頭の E01 イメージのみ表示されます。先頭の E01 を指定すれば自動的に連続する複数ファイルを読み込みます。
解析対象のイメージファイルを選択後、「開く」を押下します。自動的にケースにイメージファイルが追加されます。
ケースに追加された証拠データの「Name」に表示されている証拠データ名は、クリックすることが出来ます。クリックすると、証拠データ内に含まれるファイル等を表示することが出来ます。