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FTK: ケースの表示
本項では、Exterro 社(旧AccessData 社)製フォレンジックツール FTK (Forensic Toolkit) を用いたケースの表示について解説します。
以下、FTK v7.3 を使用していますが、基本的な操作方法は他のバージョンでも同様です。
FTK のケースの作成までの詳細は、以下をご参照ください。
使用するタブによって異なる部分がありますが、(System Informationタブを除く)全てのタブは、以下の3つのタブを基本形式として構成されています。
「ファイルの内容 (File Contents) 」ペインにも、以下のタブが組み込まれており、状況と用途に応じて使い分けます。デフォルトでは「ファイルの内容 (File Content)」タブ - 「ナチュラル (Natural) 」タブが表示されます。
「エクスプローラー (Explorer) 」タブまたは「概要 (Overview) 」タブは、あらゆるフォレンジック調査のケースで、基本もしくは入口として使用されるタブです。
「ケースの概要 (Case Overview) 」ペインには、以下のような項目が含まれます:
以下のタブは、特定のファイルタイプのファイル(アイテム)のみが表示されるように設定されています。目的に応じた解析に使用することが出来ます。
目的のデータを迅速且つ的確に発見、もしくは絞り込む作業の一つの要素として、キーワード検索機能があります。FTKでは、「ライブ検索 (Live Search) 」タブ及び「インデックス検索 (Index Search) 」タブの2つの検索機能を搭載し、用途に応じて目的のデータを検索します。
目的のデータが発見、もしくは絞り込みされれば、目印としてブックマークを付けます。ブックマークを付けられたデータは、「ブックマーク (Bookmarks) 」タブに表示されます。
FTKの既存ケースを開く際は、FTK起動後に表示されるデータベースマネージャーから、該当するケースをダブルクリックする、もしくは右クリックメニューで「開く」をクリックすることで、ケースを開くことが出来ます。