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Magnet AXIOM Examine: ケースの表示 ①
本項では、Magnet Forensics 社製フォレンジックツール Magnet AXIOM を用いたケースの閲覧について解説します。
以下、Magnet AXIOM v4.0.1 を使用していますが、基本的な操作方法は他のバージョンでも同様です。
現在、日本語インターフェースの改善作業中のため、メニューの項目、表記は変化する場合があります。
AXIOM によるケース処理の詳細は、以下をご参照ください。
AXIOM Process によって証拠処理が開始されると、ケースの閲覧用ツールの AXIOM Examine も自動的に起動し、ケースが開かれた状態になります。
自分で AXIOM Examine を起動した場合は、「ケースまでブラウズする」を押下して目的のケースフォルダー内にある、Case.mfdb ファイルを指定します。
また、「最近のケースを開く」には新しいものから順に最大9つまでのケースが表示されますので、それらのケースを指定することでもケースを参照することができます。
AXIOM Examine 上でケースが開かれると、始めにケースダッシュボードが表示されます。
この画面から、解析実行者や解析対象ファイルの場所、解析結果の概要などを参照可能です。
ケースダッシュボードの画面は大きく3つのペインに別れます。
AXIOM Process が解析したアーティファクトが表示される画面です。
調査作業の大部分で、このアーティファクトエクスプローラーが使用されます。
アーティファクトエクスプローラーを表示するには、AXIOM Examine の画面左上部にある プルダウンから、「アーティファクト」を選択します。
ケースダッシュボードを閲覧している場合は、「開始する場所」ペインの「アーティファクトカテゴリーをすべて閲覧する」からも表示の切り替えが可能です。
アーティファクトエクスプローラーの画面は大きく5つに別れます。
ペイン内の二重矢印ボタン(下図赤枠の「<<」もしくは「>>」) を押下すると、該当するペインを折りたたみ、非表示にすることが可能です。
下図赤枠の別窓で表示ボタンでは、該当するペインを切り離して表示できます。
AXIOM に読み込んだエビデンスのファイルシステムを解析し、ツリー構造で表示した画面です。
ファイル システム エクスプローラーを表示するにはAXIOM Examine の画面左上部にある プルダウンから、「ファイル システム」を選択します。
各ペインはアーティファクト エクスプローラーと同様ですが、一部項目が少なくなっています。フィルターバーでは、「ファイルサイズ」、「日時」、「ファイル属性」、「タグおよびコメント」のみ指定可能です。エビデンスペインのビュー表示は、「列ビュー」と「行ビュー」のみ指定可能です。
ファイル システム エクスプローラーの表示範囲は以下の2つから選択可能です。
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エビデンスペイン上部にはパンくずリストが表示され、現在の表示位置を参照可能です。
詳細ペインでは、アイテムのプレビュー、メタデータの情報に加え、データ内容を Text/Hex 形式で表示することも可能です。
AXIOM に読み込んだエビデンスに含まれるレジストリを解析し、ツリー構造で表示した画面です。
レジストリ エクスプローラーを表示するにはAXIOM Examine の画面左上部にある プルダウンから、「レジストリ」を選択します。
レジストリキーからバリューを選択すると、記録された内容を Hex で表示可能です。